ランキング分析の使い方

※以前別の場所で書いた文章を備忘的に書き記しておきます。

【投稿年月日】2007-09-18 【ジャンル】EDIUNET

EDIUNET関連。

 弊社が運営するEDIUNETにおいて分析ツールを何種類か提供していますが、その中で最も使い方が分かりづらいのが「ランキング分析」ではないかと思われます。このランキング分析とは、財務指標の各種ランキングを効率・規模・成長性の各側面からUチャート(円グラフ)化したもので、使い方によっては非常に有用なツールになると感じています。

 使い方について具体的に見ていくことにします。今回は、少し前に世間を騒がせた不二家(2211)とNOVA(4655)を例にとることにします。
 
●不二家(2211)
ediunet.jp/main/?id=edinet&...
 上記ページのランキング分析(効率)のUチャートを一目見るだけで、安定性・収益性共に他の上場企業に比べると効率の悪い経営をやっていることが分かります。5期分のUチャートがあまりにも小さいからです。
 他方、ランキング分析(規模)では、2004年3月期と2005年3月期をピークに落ち込んでいくことがUチャートの大きさの変移から分かります。
 同様に、ランキング分析(成長性)でも2004年3月期と2005年3月期がピークだったことが分かります。
不二家(2211)

●NOVA(4655)
ediunet.jp/main/?id=edinet&...
 上記ページのランキング分析(効率)を見ると、Uチャートが2003年3月期からジリジリと小さくなっていくのが分かります。
 また、ランキング分析(規模)も、2003年3月期から徐々に落ち込んでいることがUチャートから分かります。
 ランキング分析(成長性)では、2004年3月期はUチャートが大きいのですが、それ以降は極端に小さくなっていることが分かります。
NOVA(4655)

 なお、上記ページにおいては、分かりやすいようにUチャートだけを表示させていますが、全ての数値を表示したい場合は、上記ページの右上にある「Uチャートと財務諸表を表示」をクリックしてください。

 ランキング分析とは、各種財務指標の順位から導き出される、相対的な分析手法です。効率・規模・成長性の各側面から、他の上場企業と比較することが可能となります。
 もちろん、分析のもととなる財務指標が妥当か否かといった問題はありますが、広く利用されている財務指標を可能な限りバランスよく組み合わせているので、さほど間違った分析結果にはならないと考えています。

 一般的には、効率・規模・成長性共にランキング上位の企業が優秀だと言えますが、株式投資という視点に立つと、効率と成長性は優秀で、規模がグングン伸びている企業を選択する方が面白いかもしれません。一般的に株式投資家は、現在ではなく将来の企業価値に対して投資するのですから、成長余力が大きな会社を好む傾向にあると思われます。

 ランキング分析からは、不二家とNOVA両者共に他の上場企業に比べると、経営効率が悪い上に事業規模も縮小傾向、しかも成長性に乏しい状態にあると言えそうです(※このことはUチャート分析や簡易CA分析からも確認できます)。

 以上のように、投資するにあたり財務リスクが高い企業を直感的に選別するにあたり、ランキング分析は手軽かつ比較的有用であると同時に、逆の使い方(財務リスクが低い企業の選別)にも有効かと思われます。

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