「Google AdSense 収益アップセミナー in 大阪」に参加した
※以前別の場所で書いた文章を備忘的に書き記しておきます。
【投稿年月日】2013-05-27 【ジャンル】EDIUNET | 独り言
2013年5月25日に大阪で行われたAdSense収益アップセミナーに参加しました。地方在住ということもあり、このようなセミナーに参加する機会はあまりありません。今年2月に開催された福岡でのAdSenseセミナーへの参加も検討していましたが、遠方という理由で参加を断念した経緯があります。
オンラインセミナーの受講もできるので無理して大阪に行くこともないのですが、Googleの中の人と直接お話しできるし、何よりモチベーション向上に繋がると思われたので、遠路はるばるセミナーへ参加することにした次第です。
Google AdSense 収益アップセミナー in 大阪
2013-05-25印象に残っていることを、メモ的に書き残しておきます。
1.収益アップ
まずはAdSenseの収益アップについて。基本的なことですが、確実に押さえておいた方が良いことばかりです。AdSense広告のタイプ
- 以前は「AdSenseと言えばテキスト広告」だったが、現在はイメージ広告の方が多い。
- 広告の占める割合は「テキスト広告4:イメージ広告6」(サイトによっては「テキスト広告3:イメージ広告7」)
- 広告タイプをテキストに限定するのは、広告在庫が少なくなることを意味する。よって、テキストとイメージの両方の広告を許可すべき。
AdSense広告の種類
- AdSenseには「コンテンツターゲティング」「インタレストベース」「プレースメントターゲット」の3種類の広告がある。
- 以前は「コンテンツターゲティング広告」が大半を占めたが、最近は「インタレストベース(リマーケティング)広告」が急増している。
- 「インタレストベース広告」の非表示状態を確認するためには、ブラウザのシークレット・モードを利用する。
- ユーザーの興味関心が高いと思われる「インタレストベース広告」が増えているので、「一般カテゴリ」等での広告ブロックは極力避けた方がいい。→広告在庫を増やすことに繋がる
広告の種類 |
割合 |
備考 |
コンテンツターゲティング |
5 |
サイト内容に即した広告を配信 |
インタレストベース |
4 |
ユーザーの閲覧履歴(クッキー情報)に基づいて広告配信 |
プレースメントターゲット |
1 |
出稿先サイト(広告位置)を指定して広告配信 |
AdSenseの広告サイズ
広告サイズによって広告の在庫が異なる。目安は以下のとおり。- 300x250 … 100 (*336x280を含む)
- 728x 90 … 70~80
- 160x600 … 70
AdSenseの広告配置
- メインコンテンツの直下に広告を貼るのは効果が高い。ページの一番下に広告を配置するのではなく、「メインコンテンツ」→「広告」→「関連リンク」のように広告を挟み込む形がベター。
- レクタングルを2つ横に並べるのは違反ではないが、効果はさほど高くない。
スマホ向けサイト
- スマホ利用者の割合は年々増えているので、スマホに対応したサイトを構築すべき。
- スマホ向けサイトのトップにレクタングル(300×250)を貼るのは、ファーストビューが広告だらけになる可能性が高いのでポリシー違反。
- スマホ向けサイトで広告を貼る場合、600ピクセル離せばポリシー違反にならない。
- スマホ向けサイトにもユーザビリティーの観点から検索ボックスを設置した方がいい。
表示スピード
- ページの表示スピードが早いと、AdSense収益がアップする傾向がある。
- この傾向は特にスマホ向けサイトに顕著。
- 「PageSpeed Insights」を使って、表示を遅くしている要素をリストアップする。
2.ポリシー違反
続いてポリシー違反について。具体例を含め、かなり踏み込んだ内容でした。不正なクリック
- 広告主にとって重要なのは、良質なコンテンツと共に広告が掲載されることで、かつ、ユーザーの興味関心を伴なうクリックが求められている。
- 広告主が嫌がるのは、質の低いコンテンツと不正なクリック(ユーザーの興味関心を伴なわないクリック)。
- 不正なクリックには、トラフィックエクスチェンジなども含まれる。
- 異常なクリックを感知した場合はGoogleに報告しておいた方がいい。例えば、ユニークユーザー数に変化がないのに、クリック率やクリック数がいつもの数倍ある場合など。日頃から運営するサイトのチェックを怠らないこと。
児童ポルノ・アダルト
- アニメやフィギュアを含む。
- 日本国内の基準ではなく、グローバルな基準で審査。
- 他社の児童ポルノに関する基準とは無関係。
- 「ファミリーセーフ」。自分の子供と一緒に見ることができるか否かが一つの基準。
adsense-ja.blogspot.jp/2013/05/blog-post_24.html
広告配信停止とアカウント無効の違い
- 広告配信停止:ポリシー違反に該当する特定ドメインへの広告配信を停止。違反箇所を修正すれば、広告配信停止処分は解除されるので、AdSenseポリシーチームからのメールに従って修正する。
- アカウント無効:AdSenseアカウント全体が無効。AdSenseプログラムの再開はできない。
- 「ポリシー違反=アカウント無効」のパターンは皆無。「広告配信停止」→改善が見られない or ポリシー違反を繰り返す→「アカウント無効」の流れ。ただし、ペラサイトは例外。
ペラサイト
- ペラサイト(広告収入を主目的とした内容の薄いサイト)は、一発でアカウント無効になる可能性が高い。
- ペラサイトは一般的に量産されるものなので、「ポリシー違反のペラサイトが一つある」は「ポリシー違反を繰り返す」と同義。
ポリシー違反をした場合1
- ポリシー違反のメールを受け取ったときは、メール内容に従ってコンテンツの修正をする。
- 違反URLは、あくまでも一例。サイトの全ページについて調査する必要がある。
ポリシー違反をした場合2
- Google検索で違反候補キーワード(アダルト用語等)を検索。このとき、検索オプションで「サイトまたはドメイン」を指定する。
- 上記検索結果ページで「画像」タブをクリックすると、関連する画像が表示されるのでチェックしやすい。
著作権
- いわゆる「まとめサイト」は、著作権的にグレーなものも存在するが、何らかの付加価値があればAdSense広告を掲載することも可能。ただし、まとめ元のページの内容を精査せずに掲載すると、ポリシー違反になる場合があるの要注意(例:掲示板の投稿者の名前欄が「クリックお願いします」等)。
- 自分のコンテンツの著作権が侵害された場合は、著作権侵害による削除(DMCA侵害申し立てフォーム)によりGoogleへ報告をするべき。
3.セミナーを受講した感想
内容的には福岡でのAdSenseセミナーと重複することが多かったのですが、繰り返し確認することで理解がより深まりました。リアルタイムで講師の話を聞きながらメモを取り、不明な点についてその場で確認できるというのは非常に有難かったです。今後もこのようなセミナーに参加したいと考えていますが、地方に住んでいると結構辛いんですよね。
4.セミナーで受けたアドバイス
運営する「EDIUNET」の広告掲載の改善案について、2つほどアドバイスを受けました。- ビッグバナー728x90を970x90に変更してみましょう。
- 左カラム、リンクユニットと160x600の位置を逆にしてみましょう。
取り合えず、しばらく様子を見てみます。
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