XBRL for PHP でUチャート分析(トヨタ自動車の簡易財務分析)

※以前別の場所で書いた文章を備忘的に書き記しておきます。

【投稿年月日】2011-02-17 【ジャンル】EDIUNET | 提供サービス

 先月公開したオープンソースの「XBRL for PHP」に、Uチャート分析を実装することができました。ソースの公開はもう少し先になりますが、どのようなものか画像(+簡易財務分析)で紹介します。

 サンプルはトヨタ自動車の単体の財務諸表。

トヨタ自動車:貸借対照表

トヨタ自動車:貸借対照表
【簡易財務分析】
 2008年3月期に水膨れ気味だった財務を2009年3月期に引き締めたのはいいのだが、2年たっても純資産は減少したままで、かつ、負債が増えている状況。
 

トヨタ自動車:損益計算書

トヨタ自動車:損益計算書
【簡易財務分析】
 説明が不要なくらい右肩下がりの売上高と当期純利益。純利益率も悪くなっているみたい。

トヨタ自動車:株主資本等変動計算書

トヨタ自動車:株主資本等変動計算書
【簡易財務分析】
 当期純利益は大幅に減ったのに配当金の支払いはさほど減らず。と言うか、純資産が減っている主な理由が配当金(と自己株式の取得)だったというオチ。



 この中で目新しいのが、株主資本等変動計算書。あまり理解していないまま、Uチャート分析をしているので間違いがありそうですが、キャッシュフロー計算書に近い意味合いを持っているように感じます。少なくともUチャート化するロジックは、株主資本等変動計算書とキャッシュフロー計算書は同じです。

 円グラフはPHP(GD)からJavascript(canvas)に変更しました。表示は滑らかになったし、サーバサイドの負担も減ると思われます。
 「XBRL for PHP」での公開に合わせて、「EDIUNET」に取り入れることも検討しています。ただ、その場合、「EDIUNET for XBRL」というように、別サイトで公開する形になると思われます。でも、いつになったら、Uチャート分析付きの「XBRL for PHP」を公開できるのだろう。。

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