android(IS01)でJavaScriptプログラミング3

※以前別の場所で書いた文章を備忘的に書き記しておきます。

【投稿年月日】2010-11-21 【ジャンル】JavaScript

 前々回前回に引き続き、androidでのJavaScriptプログラミングについて考察していきます。今回はIS01で快適にプログラムができる環境についてです。

 IS01というandroid端末にはキーボードがあります。また、アプリによってはキーボードショートカット(コピー&ペースト等)が使えます。パソコンと同様のこの機能を使わない手はありません。
 特に、プログラムを記述する上でコピー&ペースト等のショートカットができるかできないかは、私にとっては死活問題に等しいので、対応するテキストエディタが必要となります。
 IS01のキーボードショートカットに対応しているのは以下の2つ。
 両方とも軽い上に使いやすく甲乙つけがたいのですが、IS01の画面一杯に使うことができる「sheditor」を利用しています。
 なお、このブログ記事は諸事情により「sheditor」ではなくIS01プリインストールの「メモ帳」で書いています。このメモ帳、キーボードショートカットに対応しているし、何気に使いやすいです。

 開発ツールとしては以下の3つを利用しています。
 Dev Toolsは、android sdkを利用して、パソコンからインストールしました。具体的な手順は下記ページを参照。

Dev Toolsを入れた - naoya_t@android - Android 開発コミュニティ
bit.ly/cgddQz

 この中のPackege Browserがとても便利です。特定のアプリを起動させる際、どのようなactivitiesを指定すればいいのか調べることができます。

 alogcatはandroid端末のログを確認することができます。必要なものだけを絞り込むことが可能ですし、なんと言っても見やすいです。

 syste android infoはandroid端末の様々な情報が取得できます。開発中に誤ってプログラムを暴走させたときなど、アプリごとのcpu使用率を確認した上でシャットアウトすることができます。また、端末のログを見ることもできるので、読みにくさが気にならないのであれば前記alogcatは不要です。(横画面に対応していないのでis01では辛い)

 この他にterminal emulatorもありますが、linuxのコマンドがさっぱり分からない私には無用の長物です。。

 次はIS01の標準機能、アプリケーションのクイック起動です。この機能がなかったら、おそらくis01でプログラム開発をしようとは思いませんでした。「設定」>「アプリケーション」>「クイック起動」で設定画面を呼び出し、アプリとキーを指定します。
 参考までに私のプログラミング関係アプリの割り当ては以下の通り。検索キーの長押し+各キーで、いつでも素早くアプリを切り替えることができます。
 例えば、ブラウザで参考になるソースを見つけたら alt+c でコピーして、検索キー+E でsheditorに切り替え、alt+v で貼り付け、更に検索キー+1 でsl4aを呼び出してプログラムを実行させてデバッグをします。IS01が一台あれば、これら一連の作業が流れるようにできるのです。

 なお、標準のブラウザを使っているのは、キーボードショートカットに対応している上に、IS01の画面一杯に表示されるからです。
 sl4aにもエディタがついていますが、残念ながらキーボードショートカットに未対応なので激しく効率が悪い。よって原則的にsl4a付属のエディタは使いません。では全く使わないかと言えば、実は「API Blowser」という非常に便利なツールがあるので結構使っていたりします。これはsl4aで使えるAPIが一覧化されるだけでなく、分かりやすい形でAPIをテキストに挿入することができます。
 このAPI Blowserと、alogcat(端末のログ確認)、Dev Toolos(activitiesの確認)を使えば、特定のアプリを呼び出す簡単なプログラムを作成することができます。
 例えば次のように記述すればis01でFMトランスミッター設定画面を呼び出せます。
load("/sdcard/com.googlecode.rhinoforandroid/extras/rhino/android.js");
var droid = new Android();
droid.launch("jp.co.sharp.android.FMtransmitter.FMtransmitter");
quit();
 is01ではFMトランスミッターが使えます。ただし、標準では特定のアプリからしか呼び出せません。radikoやワンセグ、youtubeなどでは使えないのです。これでは不便ですので、FMトランスミッターのオンオフを切り替えるアプリが配布されています。

IS01で標準プレーヤ以外でもFMトランスミッタを使用する
blog.kcrt.net/2010/08/28/213740

 ところがこのアプリを使わなくても、sl4aを使えば上記の通り手軽にできます。
 プログラム作成手順は、まずメディアプレーヤーからmp3ファイルを開き、外部出力設定でFMトランスミッターを選択します。その後、alogcatを開き、FMトランスミッターに関係ありそうなログを特定すると共に、Dev ToolのPackege Browserでactivitiesを確認します。FMトランスミッターのactivitiesが確認できたら、launch()に入れます。これでFMトランスミッターのオンオフ切替画面が呼び出せます。

 sl4aで一番やりかったのが、このFMトランスミッターの操作です。上記で配布されているアプリでも当然できますが、毎日やることなので、関連する一連の操作を限りなく自動化(マクロ)させたかったのです。長くなったので続きはまた次回にでも。

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